妊娠発覚後、すぐに話し合わなければいけないことがありました。
実は、2週後に大学の友人たちが夏休みをとって、
アメリカに来るってことで、みんなでNY旅行を計画していました。
それはそれは楽しみなイベント。
その友人たちとは、
今までもいろんな旅行を共にした仲で、
気心知れていて、みんな気持ちよく旅行できる点もいい。
しかし、ここで、
「その時期は、飛行機に乗っても大丈夫か?」 という問題が。
私は、当初まだつわりらしいつわりもないし、
2w後といっても、6wだったらつわりもひどくなさそうだし、大丈夫でしょ、って気分でした。
しかし、これは、私だけの問題でなく、
おなかの赤ちゃんにとっては、器官形成期での被爆の問題がある、ということ。
調べてみると、明らかな因果関係はないのですが、否定もできない、という状況。
つまり生まれたときに、あの時飛行機に乗らなければよかった、と
思うことがないとは限らないってことです。
これには、やっぱり私もいつものお気楽気分だけで、いいでしょ~、と言えず、
これは断念かな、と思いました。
でも、わかっていても、悲しい。
NYはともかく、みんなに会いたかったー。。。
と思っていたら、
そんな気持ちはお見通しなのか、彼が、
「一人の体じゃないからさ」
と言ったとき、ああ、そうだよなあ、と妙にすとんと納得できました。
おなかのなかのもう一人、
そしてそのもう一人を育てるのは私だけでなく彼も一緒ということ、
そういうことが、ずーんときました。
今まで行きたいとこは、比較的どこへでも行くという活動的な私でしたが、
これからは、そうもいかなくなるなあ、という実感がじわじわ。
でも、まだ行きたいとこまだたくさんあるけど、
今まで、そういうの我慢せず好き勝手したんだから、
次のステップなんだなあ、とすんなり思えました。
私にとっては、大きなステップでした。
友人たちには、報告するには一般的には早い時期ですが、
お互い医療者ということもあり、
事情を話したら、
むしろ、おめでとうと喜んで、そして納得してくれました。
みんなが、ええーっていうわけないとは思っていましたが、
それでも、すんなりおめでとう、と言ってもらえてうれしかったです。
あたたかい友人に、本当に感謝です。
赤ちゃん、元気に産まれてこいよー。